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G8リソース・ブック『サバイバル・キット 国際保健とG8』

はじめに

: なぜG8に取り組むのか〜G8諸国の市民として〜

第2部

: G8は保健に関してどんな約束をしてきたのか

おわりに

: G8に関する市民のInstitutional Memory をつくるために

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資料編

おわりに:

  G8に関する市民のInstitutional Memoryをつくるために

G8は一年をかけた大きな政策形成・決定プロセスである。これに影響力を行使するためには、市民社会も、中・長期レベルのしっかりした戦略に基づいて、適切な働きかけをしていかなければならない。しかし、これまでは、G8の重要性およびそのプロセスの複雑さに対して、市民社会は整理された十分な情報を持っていなかった。その結果として、G8への取り組みは手探りのものにならざるを得なかった。

本書は、この「手探り」の状況を打破し、現在のG8プロセスの流れ、および、プロセスの各要素についての情報を集約して、市民社会としての「制度化された記憶」institutional memory を作るためのきっかけとしてまとめたものである。これが今後のG8サミットの、とくに保健分野の取り組みを行う市民社会にとって重要な情報源となれば幸いである。

一方、G8は変化の激しいプロセスであり、また、欧州諸国などを中心に、新興国の交流著しい現在、現在のG8では本来の機能を果たせないとして、G8に新興経済国5カ国(ブラジル、中国、インド、メキシコ、南アフリカ)を加えたG13に再編成しようという動きがある。日本などはこれに抵抗しているが、現状の世界の経済・政治状況に鑑みれば、旧来の「主要国」の枠組みでは十分でないことは明らかで、G8の拡大は早晩、実現されることになるだろう。

こうした変化に備えて、市民社会も、G8/G13へのアドボカシーについて、大きな見直しを必要とする。G5諸国の市民社会とのパイプを作り、また、欧米主導の現在のG8アドボカシーのあり方を抜本的に変えていく必要がある。

アジア地域から唯一のG8メンバーとして参加している日本におけるG8となった、今回の洞爺湖サミットは、G13に向けた「テストケース」としても重要であった。日本の市民社会は、G8、および世界の市民社会に対して自らの責任をとるべく最大限の努力を行い、また、G8、および世界の市民社会も、日本の市民社会の存在を認知し、積極的な支援と連携が可能となった。

この経験を生かして、地球規模課題に取り組む世界の市民社会運動が、ローカルな市民社会にも開かれた、民主的で透明性のあるものとして成長することを切に願うものである。
7月10日に開催されたG8フォローアップ・ワークショップ
7月10日に開催されたG8フォローアップ・ワークショップ
イタリア・米国・日本の市民社会が参加

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