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G8リソース・ブック『サバイバル・キット 国際保健とG8』

はじめに

: なぜG8に取り組むのか〜G8諸国の市民として〜

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第2部

: G8は保健に関してどんな約束をしてきたのか

おわりに

: G8に関する市民のInstitutional Memory をつくるために

資料編

はじめに:

  なぜG8に取り組むのか 〜G8諸国の市民として〜

毎年繰り返されるG8サミット。もしかしたら、G8ごとに繰り返される大騒ぎ、そしてG8が世界の残りの部分の運命を決める権限を持っているという今の国際社会のあり方に、私たち先進国の市民社会も、責任の一端を負っているのかも知れません。しかし、いずれにせよ、G8のいわゆる「指導者」たちが、隔離された聖域で会合を持ち、彼らが決定すること、また決定しないことによって最も影響を受ける人々の声を聞くこともなく、政策というものが決定されていくのを、私たち市民社会がただ座って、指をくわえて見ているわけにはいきません。不正義を見逃すことになってしまうからです。

最も影響を受ける者たちが参加できないところで会合が開かれ、政策が決められ、意思決定が行われること、そこには根底的な不正義があります。市民社会は、いつでも、またどこででも、そうした不正義との戦いの最前線にたち、最も脆弱で、声なき人々に利益をもたらすために持てる力を行使してきました。

G8の歴史において、市民社会はいつでも強い批判者でした。しかし、批判を継続する以上にもっと重要なことは、よりよい代替案を提案し、世界の運命を決定しようとする権力者たちに、その政策によって最も影響を受ける者たちにとって何が重要なのかを伝えることです。

よりましな代替案を提供すること、G8が過去に為した約束についての責任を確実にとらせること、G8に反対するにせよ、しないにせよ、こうしたアドボカシーを行うことは有益なことです。通常、約束というものは、それが実行されることを前提になされるものですが、ことG8の指導者が為した約束については、再三にわたって、それらが結局、単なる<言葉>に過ぎなかったということが露呈されてきました。G8は、「約束は守られるべきもの」という前提を維持することに失敗してきたわけです。そうならば、市民社会として、私たちは、「誓約」という言葉の意味からして、果たされることが前提となっているこれらの「誓約」を、G8の国々が果たすようにし向けていかなければなりませんし、もし、G8が誓約を果たされなかったり、実行されなかったりしたとしたら、それを告発していく必要が、私たちにはあります。

G8に対する、先進国と途上国双方からの市民社会のアドボカシー:それは先進国の市民にとっての、いわば義務であるといえます。それは途上国の人々にとって有益な結果をもたらすものでなければなりません。本書が、そのために有益な役割を果たすことを望みます。
2008年の「年賀状」キャンペーンで作成した年賀状のモデル・レター
2008年の「年賀状」キャンペーンで作成した年賀状のモデル・レター

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